有給休暇は連続何日まで取得ok?【基本ルール・私の経験・マナー】

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こんにちは!

○毎日仕事頑張っているし、たまには有給を取得して旅行に行きたい!

○リフレッシュして気分転換して仕事を頑張りたい♪

○新婚旅行に行くので有給を取得したいけど一気に有給を取得するのは気が引ける。どうしよう??

お仕事頑張っている社会人の皆様、たまには有給を使って旅行に行ったりしてリフレッシュしたいですよね。

ですが有給って取得するのってなんだか気が引けませんか?

少なくとも私は気が引けていました。

別に取得していい権利だから堂々と申し出ていいものなのですが。

他の人が働いているのに自分は遊びに行ってきます!とは大きい声ではなかなか言えないですよね。

初めて取得する時はどうやって取得したらいいんだろう?と悩んだものです。

ということで、本日は職場の人間関係に配慮しつつ、連続で有給を取得するにはどうしたら良いのか?

という円滑に世の中を渡る考え方とマナーについて考えてみようと思います。

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有給休暇は何日まで連続でとれるものなのでしょうか?

有給休暇とは労働者に与えられる権利で雇用されてから半年以上勤務し、かつその勤務日数の8割以上出勤をしていれば取得できるものとされていますよね。

では今回のお題である「連続何日まで取得可能か?」という所になりますが、例えば雇用されて半年以上お勤めした場合、10日以上の有給休暇を取得することが可能になります。

ですが10日連続でとっても良いか?と言う話になりますと

特に明確に定められていない。

のです(^_^;)。はっきりしないのですが、こちらが正確な答えと言えます。

これはどういうことかと言いますと、状況的に取得することが可能であれば10日連続で取っても良い、ということです。

・・・入社して半年で10日連続有給を取得する人はいるのか???

あまりいないと思います。

ここで「取ることが可能であれば、」という点が大きなポイントになってきます。

組織・人事コンサルティングを主な業務とする川勝研究所の代表、川勝民雄さんが、有給を20日取得可能な場合に20日連続で取って良いかという質問に対して次の様に答えています。

■ 年次有給休暇を使用する場合、社員の指定日数および方法については特に定めはありませんが、合理的な範囲内で、事前に届出を行うことが必要です。《 連続した20日 》 が合理的な範囲内であるか否かについては、業種、職種、組織、仕事の独立性などにより判断することになります。

引用元:日本最大のHRネットワーク 日本の人事部

この通り、会社側が認められる範囲内であれば、連続で取ることに問題はないと答えています。

会社に業務の問題がない限りは有給の連続取得を拒否することは難しいと言えるんですね。

ではこの「会社の業務に問題がない限り」とはどういった意味を持つのでしょうか?

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会社側には「時季変更権」という権利がある

時季変更権とは労働基準法39条に以下の通り明記されています。

(1) 労働者が指定した時季に有給休暇を与えることが、事業の正常な運営を妨げる場合には、他の時季に年休を与えることを前提に、指定された時季に年休を付与できない旨の意思表示をすることによって、労働者の時季指定を拒否できる(労基法 39 条 5 項但書)。

繁忙期、年末、年度末、決算期などはなかなか取得しづらい現実がありますよね。

普通にお勤めしている社会人の方はわざわざ会社が忙しい時期に遊びのスケジュールは立てないと思いますが(^_^;)

このような時に有給を連続取得しようとしても、業務に支障が生じる場合があります。その様な時には会社側が「別の時期に有給を取得してほしい」と伝える権利を持っているのです

いつ忙しい時期かというのは会社によって様々です。自分が休んでいる間業務は滞りなく進むのか?仕事はしっかりと回るのか?と言った点を踏まえて準備して申請する必要があるのです。

そして取得する際ははっきり正直に言わなくてもいいのですが、何らかの理由を職場に伝えることが大切な事でもあるのです。

答えが明確にない分、いろいろと想像力を働かせて取得しないといけないものでもあるな、とも個人的には感じます。

・・・そういえば取得日数は10日でお話しましたが、勤続年数と労働形態により、取得できる有給休暇の日数は変わってきます。

以下の表をみて確認して下さいね!

正社員・非正規フルタイム(週5日)労働者の場合

勤続日数 6ヶ月 1年6ヶ月 2年6ヶ月 3年6ヶ月 4年6ヶ月  5年6ヶ月 6年6ヶ月
有給日数 10日以上 11日以上 12日以上 14日以上 16日以上 18日以上 20日以上

引用元:有給休暇の基本ルール…日数は?取得条件は?買い取ってもらえる?|弁護士ドットコム

週4日以下の労働者の場合

             勤続年数
6ヶ月 1年6ヶ月 2年6ヶ月 3年6ヶ月 4年6ヶ月 5年6ヶ月 6年6ヶ月
所定の労働日数 週4日 7日 8日 9日 10日 12日 13日 15日
週3日 5日 6日 6日 8日 9日 10日 11日
週2日 3日 4日 4日 5日 6日 6日 7日
週1日 1日 2日 2日 2日 3日 3日 3日

フルタイム労働者も週4日以下の労働者も、有給休暇日数は、所定の勤続日数が経過した時点で付与されなければなりません。会社がそのタイミングよりも遅く付与することは違法です

引用元:有給休暇の基本ルール…日数は?取得条件は?買い取ってもらえる?|弁護士ドットコム

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自分の社会人生活を振り返ってみると、まず普段の仕事をしっかりした上で(笑)有給休暇を申請しました。当たり前ですね(^_^;)

そして大体会社が繁忙期でない時、決算期の後、などなど、スケジュールが立て込んでない時期に遊びの予定は立てていた記憶があります。

どうしても○○のコンサートに行きたい!だからちょっと忙しくても有給取得しよう!なんて時もありましたが。。

有給を取得しても問題ない時期に取得してリフレッシュしよう!と考えていましたね。

その方が自分も有給を取得しやすいし、会社も快くOKしてくれた記憶があります。

連続何日までとったかな?と思い出してみるとそんなに取得した記憶がないです(^_^;)

お給料もらってるし4日も5日も連続でなかなか休めないですよね。

せいぜい2~3日だったと思います。

有給を取得する日数とタイミングというものはそれぞれの職場でいろいろな都合があるかと思いますが、状況をよく考慮して取得した方が良いと思います。

以上のことを踏まえて実際に有給を連続で取得する際に意識したいマナーについてお話しようと思います。

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人間関係を円滑にしながら有給を取得するマナー

実際に有給を取得する場合、 

「休みたいのでお願いします!」という訳にはいかないですよね。

順序立てて、マナーを守って取得する必要があるのです。

マナーその1・早めに申し出る

急に同僚が出勤してこないとびっくりしますよね。親族が病気、などの理由ならいいのですが旅行に出かたから休み、と後から聞かされるのは割とびっくりします。

自分の周りの同僚にはこっそりと事前に伝えておくのがマナーです。

マナーその2・休んでいる間に代わりにお願いしたい仕事があれば頼んでおく

事前に休むことを伝えておけば、どうしても休んでいる間に代わりにやってほしい仕事などを頼んでおくことができます。

このときも自分が休むからやっておいて!などと上から頼んではいけません。

申し訳ないけど頼んでもいいかな?という気持ちをこめてお願いしましょう。そして休み明けにはしっかりお礼を伝えることもマナーとして必要です。

マナーその3・お土産を忘れない(^_^)

旅行のため有給をとった後の出勤時にはさりげなくお土産を職場の皆様にお渡しするのがマナーです。

こういう慣習がない職場もあるかもしれませんが、少なくともマナーとしてあることは間違いないですね。

別に高級な物でなくても良くて、お菓子など気を張らないお土産を配って感謝の気持ちを伝えるのがベターです。

少し長めのお休みを頂きたい場合、連続で取得したい場合、より配慮が必要

土日祝日にくっつけるのもあり。

たまには少し長めのお休みをとりたい、、!と思ったら土日祝日にくっつけて有休を取得するのも考え方としてはありですね。

私などは旅行から帰ってきたら次の日は仕事行きたくない、などと考えていました(^_^;)

土日祝日にくっつけてしまえば余裕のある有給を過ごすことができます。

ちなみに取得の仕方としては以下の様に考えながら取得していました。

以下はとあるOLの考え方です。

その1・連続1~2日

温泉に行きたい、国内旅行に行きたい!などの計画が上がった場合、連続1~2日位を目安に取得していました。

お休みの間に自分の仕事を他の方に頼んでも快く許してもらえる感じです(^_^;)

有給を取得する場合は連休などにくっつけて2泊3日、3泊4日位まで旅行に行けるように計画していました。

お土産はしっかり配りましょう!

その2・連続3~4日

まあまあ近場の海外旅行、ちょっとリッチな国内旅行に出かけたい!と思ってしまった場合。

日頃の行いが良く?仕事もきっちりこなしていれば快く許してもらえそうな日数ですね

私は連続3日までが限界だったかな(^_^;)

こちらもお土産はしっかり用意しましょう。いつもより金額が良いお土産がベストです!

同じ課、部署の同僚の皆様には別に用意するといいかもしれません。

やはり土日祝日くっつけると長く旅行に行けますが、職場の人達に休みすぎでない?と思われるギリギリな感じがします。配慮して取得する日数な感じがします。

この様に、自分も会社も負担にならない様に有給休暇を取得するテクニックを駆使するのも社会人として必要なマナーなんだろうな。と思う次第です。

♪♪まとめ♪♪

頑張って働いて休みを取る。そしてまた頑張って働くことができますよね。

やはり折々のリフレッシュは必要ですよね(^_^)上手に取得して気分良くお休みをいただきたいものです。

有給を有効に活用してリフレッシュしましょう!

以上、有給休暇は連続何日まで取得ok?【基本ルール・私の経験・マナー】でした!

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